お子さんのおちんちんをむく前の確認事項一覧をつくりました。 おちんちんの構造がわからないという方は、ぜひ成人男性の協力を得て、しっかり予習をしてください。 1.まずは成人男性(お父さんは自分自身、お母さんはパートナー)のおちんちんをよく観察。 2.お子さんのおちんちんとよ~く比べる。 3.むける、むけているおとなのおちんちんと、むけないお子さんのおちんちんとの違いを知る。 4.お子さんのおちんちんは亀頭部を覆っていて、亀頭部を完全に露出できません。 5.露出できない理由を確認。 ・一つは包皮の先端の出口(包皮口)が狭い →むき続ける中でこの包皮口を広げる必要が。 →亀頭部を包皮口から出そうと、包皮全体をおちんちんの根元の方に向かって引っ張る。 →包皮口から亀頭部が出ようとして包皮口が徐々に広がる。 6.ステロイド入りの軟膏を処方する医師もいますが、ステロイドは皮膚を柔らかくして、包皮口が広がるのを早める効果が。 ・ただ軟膏を塗っているだけで包皮を引っ張る操作をしなければ包皮口は広がらない。 →ステロイドの効用を理解していなかったり、ここまで丁寧に指導をしていない医師も。 7.包皮の内側(包皮内板)と亀頭部が癒着している場合。 ・癒着をそのままにしてもいいという考え方も。 →隙間に細菌が入り亀頭包皮炎を起こすことも。 →清潔を保つためいずれは剥く(包皮内板と亀頭部の癒着をはがす)必要が。 8.「おちんちんをむく」というのは、「むけるおちんちん」と「包皮内板と亀頭部が癒着しているおちんちん」の違いを頭の中でイメージしてから。 ・「むけるおちんちん」というのは包皮が亀頭部を覆っているだけ。 →包皮を引っ張ったり、ペニスが勃起したりすると包皮が体の方にずれて亀頭部を露出させられます。 ・「包皮内板と亀頭部が癒着しているおちんちん」は癒着のため亀頭部が露出できない。 →包皮内板と亀頭部の癒着を少しずつはがす必要が。 9.むく時の出血について ・包皮内板と亀頭部はいずれははがれる関係にあるため、血管等でつながっていない。 →癒着をはがしても赤くなることはあっても大出血をすることはない。 ・癒着をはがしている時に一か所だけ血管を切ってしまう可能性がある場所も。 →ペニスの裏側の包皮小帯。 →おしっこが出る尿道口のすぐ下、裏側の、亀頭部の属にカリと呼ばれているでっぱりの一番尿道口に近い部分。 →両側にカリがありますが、正中部には一本線が短く見えているはず。 →包皮小帯には血管が。 →包皮をはがすときにこの血管を切ってしまうと大目に出血する。 →包皮を戻して少し圧迫しておくとすぐ止血する。 →最終的にはこの包皮小帯と包皮内板の癒着もはがす必要がある。 →いわゆるカリが全体として包皮との癒着がなくなっていれば、亀頭包皮炎のリスクもなく、神経質になる必要はない。 以上が「むく」上での確認、注意事項です。