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おちんちんは「むく」もの?

おちんちんは「むく」もの?

おちんちんを剥く??? むく???

よく、「おちんちんをむきましょう」と言います。

「むく」を広辞苑で調べると「剥く」という漢字と共に「物の表面にかぶっているものを離し取る。はがす。へぐ。」と。

「剥」という漢字は「剥がす(はがす)」、「剥げる(はげる)」、「剥ぐ(はぐ・へぐ)」、「剥る(へずる)」
熟語だと「剥き身(すきみ)」、「剥離(はくり)」、「剥奪(はくだつ)」、「剥脱(はくだつ)」「剥離(はくり)」

確かに包皮内板と亀頭部の癒着を剥がすと時はきは「おちんちんを剥きましょう」でOK。
包皮内板と亀頭部の癒着が剥がれた状態の時に亀頭部を露出させる時は「おちんちんをむきましょう」か、正確には「包皮を翻転しましょう」が正しい。

すなわち、癒着している時は「ミカンの皮を剥くように」。
でも、癒着が剥がれたら「ストッキングを翻転させるように」?!?

ちなみに、医学的には「むきむき体操」は「包皮翻転指導」と呼んでいます。

どうでもいいことのようで、大事なポイント?
なぜなら、女性はこの「翻転」がなかなか理解できないから?!?

 

むく前に読んでおきたいページ

お子さんのおちんちんをむく前の確認事項一覧をつくりました。
おちんちんの構造がわからないという方は、ぜひ成人男性の協力を得て、しっかり予習をしてください。

1.まずは成人男性(お父さんは自分自身、お母さんはパートナー)のおちんちんをよく観察。

2.お子さんのおちんちんとよ~く比べる。

3.むける、むけているおとなのおちんちんと、むけないお子さんのおちんちんとの違いを知る。

4.お子さんのおちんちんは亀頭部を覆っていて、亀頭部を完全に露出できません。

5.露出できない理由を確認。
・一つは包皮の先端の出口(包皮口)が狭い
→むき続ける中でこの包皮口を広げる必要が。
→亀頭部を包皮口から出そうと、包皮全体をおちんちんの根元の方に向かって引っ張る。
→包皮口から亀頭部が出ようとして包皮口が徐々に広がる。

6.ステロイド入りの軟膏を処方する医師もいますが、ステロイドは皮膚を柔らかくして、包皮口が広がるのを早める効果が。
・ただ軟膏を塗っているだけで包皮を引っ張る操作をしなければ包皮口は広がらない。
→ステロイドの効用を理解していなかったり、ここまで丁寧に指導をしていない医師も。

7.包皮の内側(包皮内板)と亀頭部が癒着している場合。
・癒着をそのままにしてもいいという考え方も。
→隙間に細菌が入り亀頭包皮炎を起こすことも。
→清潔を保つためいずれは剥く(包皮内板と亀頭部の癒着をはがす)必要が。

8.「おちんちんをむく」というのは、「むけるおちんちん」と「包皮内板と亀頭部が癒着しているおちんちん」の違いを頭の中でイメージしてから。
・「むけるおちんちん」というのは包皮が亀頭部を覆っているだけ。
→包皮を引っ張ったり、ペニスが勃起したりすると包皮が体の方にずれて亀頭部を露出させられます。
・「包皮内板と亀頭部が癒着しているおちんちん」は癒着のため亀頭部が露出できない。
→包皮内板と亀頭部の癒着を少しずつはがす必要が。

9.むく時の出血について
・包皮内板と亀頭部はいずれははがれる関係にあるため、血管等でつながっていない。
→癒着をはがしても赤くなることはあっても大出血をすることはない。
・癒着をはがしている時に一か所だけ血管を切ってしまう可能性がある場所も。
→ペニスの裏側の包皮小帯。
→おしっこが出る尿道口のすぐ下、裏側の、亀頭部の属にカリと呼ばれているでっぱりの一番尿道口に近い部分。
→両側にカリがありますが、正中部には一本線が短く見えているはず。
→包皮小帯には血管が。
→包皮をはがすときにこの血管を切ってしまうと大目に出血する。
→包皮を戻して少し圧迫しておくとすぐ止血する。
→最終的にはこの包皮小帯と包皮内板の癒着もはがす必要がある。
→いわゆるカリが全体として包皮との癒着がなくなっていれば、亀頭包皮炎のリスクもなく、神経質になる必要はない。

以上が「むく」上での確認、注意事項です。

 

先日、情報モラルの専門家が「9割のお子さんは大丈夫」として、1割のトラブルに巻き込まれる若者たちにまるで興味がないという話をしてくれました。

私の外来には次のような人が受診しています。
30歳を過ぎても「むく」ということを知らない
知的障害のため、陰茎の清潔が保てない
児童養護施設で職員もちゃんとフォローができない

だから私の結論は、できる人が、できる時に、できること(むくこと)をしましょう。

思春期から大人にかけての相談が急増中

包茎についての考え方は基本的に子どもも大人も同じです。

「かぶれば包茎、むければOK」

ただ、男は次の欠点があり、勝手に自分で「診断」「判断」しています。
1.ネットを信じる
2.自分で考えない
3.決めつける
4.痛いことを避ける

岩室のところに来た大人たちの相談の一部
重度の仮性包茎で手術費用200万円が必要
(埼玉県から)
詳細と顛末

重度の仮性包茎で手術費用200万円が必要
自分でむいたことなし
風俗には行ったことがあるがむかれたかどうかは定かではない
セックスの経験なし
恋人が出来そうな雰囲気
ネットで調べて自分を「真性包茎」と診断
美容外科の方がいいと思い何軒か受診
一番高いところで「重度の仮性包茎で200万円かかると言われる
ネットで調べて岩室外来受診+++++診察室で++++++包皮をむく前は亀頭部が見えない包茎
むこうとすると、亀頭部と包皮内板の間の恥垢がすれて「痛い」と訴える

その場でむくとむいた後は一度も洗ったことがない不潔な亀頭部が露出
亀頭部を触れば当然痛い
包皮口が十分広がっていないので陰茎の途中がくびれた状態岩室の診断
包皮口が狭い不潔な仮性包茎岩室のアドバイス
1.毎日むきむき体操を朝夕100回ずつ
2.風呂場で亀頭部を触る→こする→ごしごし洗うへ徐々にステップアップを
3.それまではパートナーにHPVを移す可能性があるのでセックス厳禁診察料:健康保険を使って初診料(2,820円の3割)+保険外併用療養費1,720円

大学病院でステロイド軟こうを処方   (茨城県から)     →詳細と顛末  初夜に激痛でインポテンツ   (東京都から)     →詳細と顛末  真性包茎とペニス増大術で手術費用は130万円   (愛知県から)     →詳細と顛末 で、どうすればいいのか。 とにかく悩んだら次のステップを踏みましょう。 1.最初におちんちんの構造を勉強しましょう→こちらで 2.むく前に嵌頓包茎について勉強しましょう→こちらで 3.とにかくむいてみましょう    最初は痛いです    徐々に慣れます    必ずむけます    頑張りましょう!!!!!